スペイン風邪を知っていますか?
わたしは「名前を聞いたことぐらい」ありますが、「どういったものなのか」知りませんでした。
「スペイン風邪というぐらいだし、風邪でしょ」←この程度です。
調べてみると、ただの風邪ではありませんでした。内閣官房ホームページより当時の対策についての記述を見つけたのですが、今のwithコロナ時代の対策と似ています。
なぜ、こんなコトをわざわざ書くのか?
わたしは、生まれてから一度もマスクをつけないで昨年まで生きてきました。あなたもそうでしょ?(あっ、風邪とか花粉症は別ね。)
スペイン風邪が大流行したのは、約100年前。急速に拡大し、「患者数や死亡者数は最大に達した」そうです。
推計によって差があるようなので、具体的な数値は、ここでは書かないよ m(_ _\m)ペコリ
つまり、たくさん被害者が出たんです。
そんな感染症を乗り越えて、私たちが生まれた頃には「マスクなし」で生活できていました。だから今回も希望はあると思うのです。コロナはいずれ終息し、また前のように「マスクなし」で生活できる日が。。。
なぜ、新型コロナウィルスと呼ぶのか
「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」はコロナウイルスのひとつです。コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスが含まれます。
出典元:厚生労働省ホームページ『新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)』より
ウイルスにはいくつか種類があり、コロナウイルスは遺伝情報としてRNAをもつRNAウイルスの一種(一本鎖RNAウイルス)で、粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を持っています。自分自身で増えることはできませんが、粘膜などの細胞に付着して入り込んで増えることができます。
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
一時期騒がれた、あの『SARS』や『MERS』もコロナウィルスの中の一つ。その『SARS』や『MERS』と区別するために、今流行しているものを新型コロナウィルスと呼ぶようです。
スペイン風邪って何?
流行した時期は、いつ?
1918年(大正7年)~1920年(大正9年)
スペイン風邪って、ただの風邪でしょ?-違います!
世界的に流行したH1N1型のA型インフルエンザウイルス感染症
りっぱな感染症なの!
どうやって伝染するの?
人から人へ伝染るんです。
「咳やクシャミをすると目に見えない程、微細な泡沫が周りに吹き飛ばされ、それを吸い込むとこの病気にかかる」と、内閣官房ホームページ→スペインインフルエンザ(後半)に書いてあります。
↓これ
わが国でも内務省衛生局が1919年1月に「流行性(はやり)感冒(かぜ)予防(よぼう)心得(こころえ)」を公開しています 2)。
出典元:内閣官房ホームページ→スペインインフルエンザ(後半)より
それを見ると、
「咳やクシャミをすると目に見えない程微細な泡沫が周りに吹き飛ばされ、それを吸い込むとこの病気にかかる」ので
「病人、咳をする者には近寄らない」、
「沢山人の集まっている所(芝居、活動写真、電車など)に立ち入らない」、
「咳やクシャミをする時はハンケチ、手ぬぐいなどで鼻、口を覆う」
ことが重要であると書かれています。
また、インフルエンザにかかった場合は
「すぐに休む」こと、
「病人の部屋はなるべく別にし、病室に入る時はマスクを付ける」
ことが勧められています(一部現代語に訳)。
これは現在「咳エチケット」として推奨されていることとほとんど同じ内容で、現代のインフルエンザ対策と同じことが100年前に推奨されていたことに驚きます。ただ、あえて言うならば当時の感染対策では手指衛生(手洗い)にほとんど言及されていない点が気になります。現在は、どこにでも流水と石鹸があり、刷り込み式アルコール消毒薬も簡単に入手できますが、当時はそのような環境ではなかったのです。
URL:https://www.cas.go.jp/jp/influenza/kako_02.html
※スペインインフルエンザとは、俗に「スペイン風邪」と呼ばれます。
当時の対策は?
内閣官房ホームページ→スペインインフルエンザ(後半)によると
「病人、咳をする者には近寄らない」、
「たくさん人の集まっている所(芝居、活動写真、電車など)に立ち入らない」、
「咳やクシャミをする時はハンケチ、手ぬぐいなどで鼻、口を覆う」
これって、「今」と同じじゃない?
もし、かかったら
「すぐに休む」こと、
「病人の部屋はなるべく別にし、病室に入る時はマスクを付ける」
「今」と同じよね?
当時の政府から、「ステイホーム」なんていう指示があったかどうか、わかりませんが、「密を避け」「たくさん人の集まっている所には立ち入らない」などという心得を発布した、ということは、もしかして「家にいるべき」なんていう暗黙のルールみたいなものがあったかも・・・なんて想像しちゃいます。
スペイン風邪が収束するのに4年もかかったの?(´⊙ω⊙`)!
もうひとつ、↓こんなのも見つけました
【100年前のスペイン風邪】足かけ4年で収束 新聞見出し「侮るな」から「恐れよ」 80万感染、1万人死亡も歴史に埋没
『行政も「注意!流感!あなたの命は大事でしょう」と大書きしたビラを街中に張り出した。県は国に補助金を要請しつつ、自前のワクチン製造までも手掛けている。
多くの児童や教員が犠牲になった教育界でも、全員が教室でもマスクを付け、毎日4回以上のうがいをするよう取り組んだ。児童用マスクを作った学校もあった。』
出典元:南日本新聞373news.com
URL:https://373news.com/_news/?storyid=129495
ビックリです。スペイン風邪が収束するまで4年もかかったなんて!
どのようにして収束したのか、自然に収まったのか、いつの間にかウィルスの力が弱くなったのか、そういった何らかの『収束までの道筋や方法』などに関する記述を見つけることは出来ませんでした。
そこが一番知りたかった・・・
似て非なるもの
スペイン風邪とコロナでは、対策方法は似ているけど症状は大きく異なります。
スペイン風邪の特徴は、
若年成人の死亡率が高く、死亡者の約半数が20代~30代の成人、特に妊婦の死亡率が高かったけれど、
コロナは、重症者や亡くなった方の年代は高齢者が多いです。
かといって、「若くても油断していい」ということではないんですけどね💧
今は苦しくても、希望はある!!
もちろん100年前と今とでは、人口の数も状況、環境なんかも大きく違います。
違うけど、今ほど環境が整っているワケでもなく、情報も迅速に伝わることが難しかった100年前の人たちが大流行した感染症を乗り越えて歴史を紡いできたんです。
収束した方法は不明ですが・・・
わたしたちは、「蛇口をひねれば水が出る」時代に生きています。簡単に手洗いが出来るんです。
だから、今はどんなに苦しくても希望はあります。
昔よりも便利で情報伝達速度も速く、環境が整備されている現代の私たちが乗り越えられないワケないもの。
熱く語ってしまった・・・・・
🍀おわり🍀
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